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【大学編入とは?】Fラン→難関大も可能な編入学について経験者が話します。

  

第一志望の大学に落ち、滑り止めの無名大学に渋々進学予定。

現在通っている大学に満足していない。

と、お考えのあなた。諦めるのはまだ早い。

『大学編入』という制度を使えば、今からでも難関大学に進学することができるかもしれません。


「学歴ロンダリング」「難関大進学の裏技」と巷で言われる大学編入制度。

一般入試より受験科目が少いため、Fラン大出身でも難関私立・国公立に進学できる可能性が高いことからこう言われているみたいです。

今回はそんな『大学編入制度』について、編入経験者である筆者が洗いざらい話していこうと思います。

筆者のプロフィール


ということで、今回はこんな疑問に答えます。

  • 大学編入ってどういう制度?
  • 何を勉強するべき?
  • 浪人か編入、どちらを選択するべき?

この記事を読めば、大学編入についてのイメージを大きくつかむことが出来ると思います。

大学編入を少しでも検討しているのであれば、参考になるはず!



詳しくは目次を↓↓↓↓↓↓



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大学編入制度とは?

編入制度・出願条件について

編入とは主に短期大学や高等専門学校、専門学校を卒業(または卒業見込)した人が、出身校での取得単位を認められて、四年制大学の3年次(または2年次)に入学する制度です。

通常4年のところを2年または3年での卒業をめざせるため、キャリアアップや進路変更を考えている人にはもってこいの制度です。

必要な単位を取得していれば大学を中退した人でも受験資格が認められ、卒業をめざして再チャレンジできます。

日本の大学-ナレッジステーション

以上をまとめると、大学編入するのに最低限必要な条件は以下のいずれか。

  • 短期大学か高等専門学校の卒業or卒業見込み
  • 専門学校の卒業or卒業見込み
  • 4年制大学中退で必要単位を取得している

ただ、大学によって出願条件は異なってきますので注意しておきましょう。

「短大卒」であれば、基本的にどの大学でも出願資格を満たしていると思いますが、「専門卒」だと出願できない大学はいくつか存在します。

例えば私が編入生だった頃、関西大学は「短大卒・専門卒」で出願することは可能でしたが、関西学院大学は「短大卒」でないと出願することはできませんでした。

また、出願条件は年度によって急に変更されることもあるので、このような情報には常にアンテナを張っておきましょう。


「短大卒」であれば基本的に問題ありませんが、専門卒だと出願できない可能性もあります。志望大学の出願資格を満たしているのかどうかは正確に確認しておくことが非常に重要です。分からなければ、電話で問い合わせましょう。



ただ、専門卒だと編入できる大学に限りがあるとなると、以下のような疑問が生まれますよね。


「専門学校の大学編入コースに進学したら、出願できる大学に限りがあるの?なら短大の方が良いじゃん(笑)」


結論から言うと、必ずしもそうとは限りません。


例えば編入実績で有名なECC国際外語専門学校の大学編入コースの場合、通常の授業と並行して通信の短期大学卒業も目指すため、ほとんど全ての大学を射程に入れることが可能です。

授業料は「専門学校の学費」+「短大の学費(通信)」となるため費用はかかりますが、短大・専門に囚われず、実績のある学校に進学して大学編入を目指すのが一番確実かと思います。



ちなみに、4年制大学に進学中で大学編入を目指す場合は独学か編入予備校に通う場合が多いかと思います。

以前、予備校の授業料を比較した記事を公開しましたので、もしよければ参考にしてください。

【大学編入】予備校4校の授業料を比較してみた。

注意しておきたいのは、大学・短大・専門学校のカリキュラム・授業料などは年度によって大きく変更される可能性があるということ。

そのため、最終的には資料請求などで志望校の正確な最新情報を入手することを強くおススメします。

大学編入成功のカギは、情報力ですから。



試験科目について

編入試験の科目数は一般受験に比べると少ないです。

基本的に以下から3~4つくらい。大学によって例外はあります。

  • 英語
  • 専門科目
  • 小論文
  • 面接

英語

英語に関しては、試験の代わりにTOEIC・英検などの資格提出を求めてくる大学が増えてきているので注意しておきましょう。

求められる英語力を大学別にしたのが以下です。(編入を経験した私の肌感覚です。)

  • 『日東駒専・産近甲龍』:TOEIC400~600
  • 『MARCH・関関同立』:TOEIC500~800
  • 『それ以上の大学』:TOEIC700~900


英語の対策法の記事を3つほど公開しているので、良ければ参考にしてください。

1年間でTOEIC260→780点まで伸ばした私の経験を基に解説しています。

大学編入に必要な英語レベルと対策法。おススメ参考書17選!【偏差値40でも目指せる大学編入】
【大学編入】英語の勉強法!英単語の暗記スピードが2倍になる勉強法を簡単にまとめました。
【大学編入】TOEIC対策法!リスニングを攻略して700点突破した方法を話します。


専門科目・小論文

ここは、志望学部によって内容は大きく異なってきます。

詳細は下記をご覧ください。


学部 出題内容
法学部 憲法・民法・法学概論など
経済・経営系 経済学・経営学の基礎からの出題、または、経済・経営に関する時事問題についての小論文。
文学・外国語系 文学系では文学の専門に関する小論文や作家や作品に対する基礎的な知識が問われます。外国語系では英語に英作文やリスニングを課す大学も多いです。
心理学系 心理学の問題は用語説明が中心。小論文を課す大学もあります。
教育・福祉系 教育系では教育に関する時事問題をテーマとする小論文を中心に教育学や教育史、教育心理学等の用語説明を出題する大学もあります。福祉系では福祉に関する小論文の出題が多いです。
工学系 ほとんどの大学で数学と物理が課されます。出題範囲や難易レベルは大学によってまちまち。過去問にあたって対策や併願を考える必要があります。
理学系 専攻科目が出題されます。問題の難易レベルは工学系より高くなります。
農学系 生物、化学が中心。小論文を課す大学もありますが、化学や生物の基礎学力を問うているテーマが多いです。
医療系 小論文が出題されるケースが多いです。また、英文の読解を含む小論文の出題も多くなっています。
進路ナビ

面接

面接では、志望理由や将来の事、なにを学びたいかなどを中心に質問される場合が多いです。

出願時に提出する志望理由書を紐解いていくイメージで、就職活動の面接に似ているかもしれません。

面接対策については、こちらの記事を参考にしてください。

大学編入合格を目指した究極の面接対策を公開します!


編入に関する話

編入試験の難易度

大学編入が難しいと言われる理由

  • 倍率が異常に高い。
  • 試験で求められるレベルが高い。
  • 情報が少ない。

大学編入が簡単と言われる理由

  • 偏差値は関係無い。
  • 試験科目が少ない。
  • 対策できる期間が長い。


大学編入の難易度について、個人的な見解をこちらの記事でまとめています。

【大学編入は難しい?】偏差値40の編入経験者が編入の難易度について話します。


編入制度のメリット・デメリット。

大学編入のメリット

  • 3年次編入の場合、浪人せずに大学進学できる。
  • 試験科目が少ない。
  • いくつもの併願が可能なので、どこかしら受かる。

大学編入のデメリット

  • 3年次編入の場合、大学生活が勉強で埋め尽くされる可能性がある。
  • 編入生は友達作りに苦戦しがち。


もし、1浪か編入かで悩んでいるのであれば、浪人することを私はおススメします。

1浪・2浪しても結果が出ず、それでも諦めきれない場合、金銭的な理由がある場合は編入を検討してみても良いと思います。

大学編入のメリット・デメリットに関して、個人的な見解をこちらの記事でまとめています。

専門学校から関西大学に編入した私が思う、大学編入のメリット・デメリット


編入した場合の学費

3年次編入の場合は「短大・専門×2年」+「大学×2年」の学費となるので、進学先にもよりますが、現役生と比べてもあまり大差は無いでしょう。

2年次編入、予備校に通う、専門学校に通いながら通信の短期大学に進学するといった場合は、それに伴って学費も高くつきます。


一つの参考事例として、2年次編入した場合の5年間の学費をこちらの記事で公開しています。(専門学校2年間+大学3年間)

【大学編入の費用】専門から編入した場合の5年間の学費と安く抑える秘訣を話します。


編入先での友達作りについて

結論から言うと、友達はできます。

とはいえ、編入生だと人によっては苦労する場面があるかと思います。私は多少苦労しました。


私の苦労話を含めた、編入先での友達作りについてはこちらの記事にまとめています。

【大学編入後】友達はできる?できない?経験談と友達の作り方・人間関係について話します。


編入生は就活に不利なのか

編入したことを面接で詰められたりなどはしませんが、「なぜ編入したのか」は明確にしておく必要はあります。

ちなみに、3年次編入の場合は単位取得の関係で就活シーズンは非常に忙しくなりがちです。


私の経験談を含めた編入生の就活事情について、以下の記事で公開しています。

大学の編入生は就職に不利か有利か問題。編入生で大手企業に就職した私が解説します。


編入経験談

専門学校1年目

私は秋頃から本格的な勉強を開始。

冬に英検2級・TOEIC530点を取得。

そのタイミングで小論文の対策も始めました。私は大学編入コースに在籍しておらず、短期集中での対策になりました。

英語学習は、机上で文法・電車で単語・移動でリスニングを継続して行いました。継続のコツは習慣化することです。

2週間くらい無理して続ければ習慣化できます。



専門学校2年目

編入の受験シーズンは9月〜12月ですが、大学によっては5~7月、2月などに試験が実施される場合もあります。

2年目に突入し、TOEICや英検といった資格試験の対策から受験英語の対策に徐々に乗り換えていきました。

小論文の対策も週3回程度行っていました、



編入に関するその他の記事

マジで勉強ができない偏差値40のバカが関関同立を卒業するまでの話。
偏差値40台・TOEIC260の私が1年で関西外大の編入試験に合格した話と3つの勉強法。
浪人か編入か悩んでいるあなたへ。元編入生の私が話す浪人・編入のメリット・デメリット。


まとめ

ということで、大学編入に関するあれこれをまとめてみました。

大学編入という進学方法はメジャーなものではなく、一般受験に比べて狭き門であることは間違いありません。

それでも、「学びたいことがある」「学歴を挽回したい」と強く思うのであれば、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。


今回の記事が、少しでも参考になれば幸いです。

ありがとうございました。



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タカ / Takadue
大阪生まれの24歳で関西大学 総合情報学部卒。元編入生です。
バスケ、映画、ビリヤード、旅行が趣味。
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