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【大学編入のメリット・デメリット】専門学校から関大に編入した経験者が解説。

  

「大学受験に失敗したが、浪人か編入で悩んでいる。」

「大学編入のメリット・デメリットが知りたい。」


こういった疑問に、編入経験のある筆者が答えます。


大学編入を検討中の方は是非参考にしてください。



※筆者の編入経験談についてはこちら。

偏差値40のバカが専門学校を経て『関関同立』に編入・卒業した話。【経験談】

※大学編入についてはこちら。

【大学編入とは?】Fラン→難関大も可能な編入学について経験者が話します。


記事の詳細は目次を↓↓↓↓



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大学編入制度について

編入とは主に短期大学や高等専門学校、専門学校を卒業(または卒業見込)した人が、出身校での取得単位を認められて、四年制大学の3年次(または2年次)に入学する制度です。

引用:ナレッジステーション


大学編入には2年次編入と3年次編入の2パターンあります。


3年次編入

1年 2年 3年 4年
専門・短期 専門・短期 大学 大学

2年次編入

1年 2年 3年 4年 5年
専門・短期 専門・短期 大学 大学 大学

上記の2年次編入パターンだと大学卒業まで5年かかるので、1浪と同じタイミングで卒業することになります。

一方、3年次編入では大学卒業までの必要年数は4年なので、現役組と同じタイミングで卒業することになります。卒業時期を遅らせたくない方にはベストです。


上記を比較すると3年次編入の方が良いようにも感じますが、どちらもメリット・デメリットがあると筆者は感じました。

その点含めて、「大学編入のメリット・デメリット」について解説していきます。



大学編入に関しては以下のサイトが役立つので要チェック。



大学編入のメリット

浪人せずに大学進学|3年次編入

大学編入で1番のメリットでしょう。

高校時代に受験に失敗しても、編入制度を上手く使えば浪人せずに大学を卒業できる可能性があります。

特に「金銭的な余裕がなく浪人が出来ず何となく短大・専門学校に進学してしまった方」「今の大学に満足してない方」にとっては、1年も遅れることなく『大卒』を手に入れる最後のチャンスかもしれません。


編入までの流れは基本的にこの3パターンです。

  • 短期大学→編入
  • 専門学校→編入
  • 4年制大→編入

短大・専門学校から編入を目指す、もしくは4年制大学に通いつつ独学・予備校で勉強して編入を目指すケースが一般的な流れでしょう。

ちなみに短大だと、成績が良ければ指定校推薦で編入できる場合もあります。


とはいえ、個人的にお勧めなのは大学編入コースのある学校、もしくは予備校を活用して編入を目指すパターンです。理由は3つ。

  • 徹底的に編入対策を行うことで志望校の幅が広がる
  • 編入志望の同志と切磋琢磨できる
  • 編入に関する情報を得やすい(大学編入は情報戦)

1人で情報を集めつつ、モチベーションを保って継続的に勉強するのは至難の業。編入コースのある学校に通えばサポートも手厚いため勉強に集中しやすいです。



受験科目が少ない|2年次・3年次編入

編入受験の試験科目は基本的に2~4つのケースが多いです。

  • 英語
  • 専門科目
  • 小論文
  • 面接

大学によって科目数や内容は違いますが多くても4科目くらいです。

編入試験の特徴として、外国語試験・外国語の資格提出が必須の場合が非常に多く、「編入試験に英語対策は欠かせない」と言っても過言ではありません。


英語が苦手な人はスクールを活用して、TOEICスコアを短期間でアップさせておくという手もあります。

多少コストがかかりますが、それで外国語をクリアできれば後は専門科目に集中するだけです。

TOEIC系のスクールだと短期間でのスコアアップを目指せる『RIZAP ENGLISH』『PROGRIT』がおススメ。

どちらのスクールも無調カウンセリングから始めることができるので、英語学習のイメージが湧かない方は活用するのも一つの手です。


注意点として、試験科目は少ないですが、合格倍率は非常に高いです。学部によっては合格者1人というケースもあるということは覚えておきたいところです。


※編入試験の面接についてはこちらを。

【大学編入×究極の面接対策】聞かれる質問・解答例など。経験者が解説します。

※大学編入・英語の対策法についてはこちらを。

【大学編入の英語対策】お勧め参考書17選!TOEIC520点upの秘訣を公開します。


いくつもの併願が可能|2年次・3年次編入

編入試験は併願の縛りがありません。

試験日程の被りが無ければ、志望大学の編入試験を全て受験することが可能です

そのため、難関大学の記念受験なども容易です。編入試験を片っ端から受験すればどこかしらの大学には合格できるかもしれません。


編入試験の受験料は3万円前後。お金が心配な方は貯金しておきましょうね。



大学編入のデメリット

学生生活が勉強漬け|3年次編入

編入を目指すとなれば、キャンパスライフを謳歌する学生を横目に勉強漬けの毎日になります。

また編入後も華の大学生活は待っておらず、単位に追われる日々になる可能性が非常に高いです。編入前の大学でいくら単位を取得していたとしても、編入時に認定される単位数は決して多くはないからです。


筆者の周りにいる3年次編入の学生は、手持ちの単位が50前後でスタートする方が多くいました。
(編入時の認定単位数は人によって異なります。)

仮に大学の卒業所要単位が120単位だった場合、残りの卒業所要単位は70単位となり、1年間で35単位を取得しなければなりません。

就職活動や卒論のことを考えると、周囲の学生と比較してハードな2年間になる可能性が高いので、覚悟しておいたほうが良さそうです。

勉強以外の面でキャンパスライフを楽しみたいと考えてる方は注意しておきましょう。


ちなみに、2年次編入の場合は単位に追われる可能性は低いです。

2年次編入の筆者の場合、認定された単位数は44単位で卒業所要単位が128単位。残り84単位からのスタートで、単位を落とすことも無かったので、、4年次はゼミだけという現役生と同じようなキャンパスライフを送ることが出来ました。


注意点として、教職課程を履修する場合は2年次編入でも結構ハードになります。



友達ができづらい|2年次・3年次編入

個人差ありますが、人見知りの方は苦労すること間違いなし。

1~2年生の間に新歓・ゼミ・サークル活動を経て形成されたグループの中に入っていく必要があるからです。


確かに、大学生はもう大人なので「学内ぼっち」でも特に問題はないかと思いますが、期末試験の対策や講義の口コミなど、単位取得の面で考えると、やはり数人の友人は必要といえます。

自分に入ってくる情報量が極端に減るので、ここはシビアに考えたほうが良いかもしれません。


とはいえ、サークルなど何かしらの集団に属していれば自然と友達はできると思います。

編入性が多い学部だと編入生サークルがあったりもします。筆者の編入先も編入生の多い額学部でしたので、友達作りにそこまで苦労はしませんでした。

しかし、中には編入生がほとんどいない学部もあるので、毎年何名の編入生がいるのか事前に把握しておきたいところではあります。

編入後の友達・人間関係については以下の記事で触れているので参考にしてください。

【大学編入後】友達はできる?できない?経験談と友達の作り方・人間関係について話します。


編入は情報戦

  • 試験対策
  • 受験資格
  • 志望理由書
  • 面接

特に上記の点で、大学の情報が必須となってきます。

情報の収集方法として、「インターネット」と「大学が発行している資料」を併用することをお勧めします。

特に、大学が発行している資料は絶対的なので、志望理由や面接対策の面で非常に役立ちます。


スタディサプリ』を使えば、全国の大学・専門学校の資料・願書の資料請求が可能です。

編入を少しでも検討しれいるのであれば要チェック。



最後に

以上が筆者の考える大学編入のメリット・デメリットです。極端にバカな状態で高校を卒業していても、努力次第で大学編入は可能なので、これから編入試験を受験するか迷っているのであれば是非挑戦してみてください。


ただ、もし編入か浪人で迷っているのであれば、筆者は浪人をお勧めします。

最後の大学生活を受験勉強や講義で埋め尽くすのは非常に勿体ないです。遊び・インターン・学生起業・副業など、大学生はアウトプットの機会を最優先するべきです。

そうした経験は社会に出たときに必ず役立ちます。


もし、周りの目を気にして1浪するのが嫌なのであれば、そこは心配しなくて大丈夫です。

大学には1浪・2浪が多いですし、大学で年齢を気にしている人はほとんどいません。

2年次編入した筆者も現役生より年齢が一つ上でしたが、ゼミの半分が同い年でした。

浪人か編入か悩んでいるあなたへ。元編入生の私が話す浪人・編入のメリット・デメリット。


以上です。


ありがとうございました。



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タカ / Takadue
大阪生まれの24歳で関西大学 総合情報学部卒。元編入生です。
バスケ、映画、ビリヤード、旅行が趣味。
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