「大学編入した後の大学生活、うまくやっていけるか不安だな」
こういった不安、編入生の多くが抱いていると思います。
初めての大学編入。普通の入学、転校とはわけが違いますし、そう思うのは当然。
単位取得、友達関係など、不安な気持ちは後を絶ちませんよね。
今回は、そうした不安な気持ちを少しでも解消するために、編入経験者である筆者が「編入後の大学生活で辛いと感じたこと」と「その対策方法」について解説します。
この記事を読めば、編入後の大学生活のイメージを掴むことが出来ると思いますので、編入予定の方は是非参考にしてください。
※筆者の編入経験談についてはこちら
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偏差値40のバカが専門学校を経て『関関同立』に編入・卒業した話。【経験談】
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講義内での突発的なグループ作り

講義も全体の半分を終える頃、こんなことを言い始める教授がいます。
「これからは、講義の前半で学んだ知識を皆さんに実践してもらいます。周りの人と5~6人のグループを作ってください。そのグループでの活動をメインに授業を進めていきます。」
友達と一緒に受講している学生が多いため、身内でグループを作るケースが大半。そこに入っていくというのは、やはり勇気必要です。
筆者の場合、編入して1学期目という知り合いがほとんどいない時期に履修していた講義で何度かこのシチュエーションに陥りました。
その時は編入生の友人が1人いたので何とか耐えはしましたが、それをきっかけに履修科目のカリキュラムを見直し、途中からのグループ活動が明記されているものに関しては、あらかじめ対策をするようになりました。
対策法
一人だけで完結する講義を選ぶ
興味のある分野の講義を履修するのが最も望ましいですが、初めのうちはグループ活動のある授業を選ばないというのは一つの手かもしれません。
履修期間中に、大学で公開されている講義のカリキュラムや楽天みんなのキャンパスを見れば大体分かるので、グループ活動の無い講義を選ぶことは可能です。
自分のコミュ力に自信の無い方は参考にしてみてください。
話しかけやすい人の近くに座る
知り合いがいない講義でグループを作るとなると、自分から誰かに話しかける必要があります。
それを見越して、何となく話しかけやすそうな学生の近くの席を陣取っておくという作戦。
自分と同じように、一人で受講してそうな人の近くに座っていれば、グループ作りのハードルはかなり下がます。
サークルに入りづらい

学年の途中からサークルに入るというのは、人によっては難しいと感じてしまうかもしれません。
現役の新入生がサークルに入るのとは違い、既に出来上がっている同学年グループに突入していくことになるので、それ相応のコミュニケーション能力が求められます。
そもそも編入生は、単位の関係でサークルに参加する時間が無いというケースも多いです。2年次編入なら時間的な余裕はありますが、教職課程を履修した場合などはサークル活動は難しくなることが予想されます。
ちなみに筆者の場合は、教職課程の履修とアルバイトの関係で時間を作ることができず、新歓に参加することもできなかったのでサークル活動は諦めました。
もちろん、編入生の中にはサークル活動を楽しんでいる学生も多くいるので、必ずしも編入生はサークルに参加できないという話ではありません。
教職課程を履修していない2年次編入の学生が、一番サークルには参加しやすいのではないかと思います。
対策法
どうしてもサークルに入りたいのであれば、新歓から積極的に参加していきましょう。
もし、時期を逃してしまってサークルに入りづらいということであれば、いっそのことサークル活動は諦めて、学外の活動に目を向けるのもアリだと思います。
社会人になって思いますが、学生の頃から副業・長期インターン・学生起業などに時間を割いていたほうが将来に繋がると思いますし、就活でも周りと差別化しやすいです。
学生起業なんかだと【WILLFU STARTUP ACADEMY】
というスクールもありますし、長期インターンなら下記の『キャリアバイト』から探すことが出来ます。
少しでも気になる方は要チェックです。
【大学ぼっち】つらい気持ちを払拭する方法『学外活動に目を向けるべき話』
講義内容がチンプンカンプン


講義内容が全く理解できないということが何度かありました。
筆者がそうなった理由は以下2つです。
- 編入前と編入後の専攻が違う(英語→情報)
- 偏差値40出身で一般教養があまり無い
講義内容が全く分からないというのは卒業にも関わってくる問題なので、上記に当てはまる編入生は注意が必要かもしれません。
例えば筆者の場合、「マクロ経済学」という講義にかなり苦戦しました。
現役学生は一般教養の「経済学」を必ず履修しており、経済学の知識がある状態で受講します。
一方、編入生は「経済学」を含む一般教養の全24単位が編入時に認定される仕組みだったので、筆者は経済学の基礎に一切触れず「マクロ経済学」を受講することになりました。
講義のスピードも結構速く、その期間は非常に辛かったです。何とか単位は取得しましたが。
対策法
その講義にフルコミットするしか方法はありません。
筆者の場合、周りの友人にも手助けしてもらいつつ日ごろから講義内容を理解することに努め、理解が間に合わないと感じた部分は、とりあえず暗記することでカバーし、何とか単位は取得できました。
自分一人で解決できないときは、周囲に助けを求めるというのも大切です。
試験の情報収集に一苦労


特に知り合いが少ない編入当初は苦労しました。
試験の情報というのは学内の人脈が多ければ多いほど入手しやすいので単位取得のハードルが下がります。
一方、知り合いが少なければそうした情報はなかなか入ってこないので、試験内容を勘違いしたまま本番に突入してしまうケースも稀にあります。
また、遅刻や欠席した時のノートを入手するのにも一苦労。
こうした問題は卒業・進級・奨学金にも関わってきますし非常にシビアです。
一人で受講している科目は絶対に休めません。
対策法
他人の目を気にしないことです。
何より最重要課題は単位取得。
もし、一人で受講している科目で欠席した場合、全く知らない受講生にノートを見せてくれるようお願いしましょう。
嫌な顔はされるかもしれませんが、もしかしたら見せてくれるかもしれません。
もしくは、情報収集を目的に、何かしらのサークルに幽霊部員として参加しておくのも一つの手です。
そういった情報は口コミで広がっていくものなので、何かの集団に所属しておくだけでも試験の情報に触れる確率は高くなります。
サークルやゼミに入ってしまえば、こうした問題に悩む心配はありません。
内部生の会話内容が意味不明


AとBが付き合った。CがDに振られた。
編入して数か月。内部生の友人も増えてくると、上記のような会話があちこちで飛び交うと思いますが、こういった話は基本的に分かりません。
まぁこれが辛いかそうでないかはさておき、編入生である以上、内部生の情報に疎いのは仕方ありません。最初のうちはなかなか会話についていくことは難しいでしょう。
対策法
学内の大規模サークルに積極的に参加すれば、こういう問題は基本的に解消することができると思います。
学内での人脈を作りつつ、学びの姿勢で皆の話を聞いておけば、自ずと知識が身についていき、1年も経てば現役生にも劣らぬ地位を得ることが出来るでしょう。
編入当初からそうした活動をしておくと、あとは時間が解決してくれます。
最後に言いたいこと
以上が、筆者が感じた編入生ならではの辛かったこと5選です。と言ってもかなり絞り出しました。
特に最後の『内部生の会話内容が意味不明』に関しては特に辛くもなかったですが、人によっては辛く感じるのかもしれないということで挙げてみたという感じです。
あと、人によっては辛いと感じるかもしれない「一人昼飯」の頻度は結構高かったですが、一人好きな気質で辛くは無かったです。
大学生は立派な大人なので、もし「ぼっち」になるのが不安ということであれば、そこまで気にする必要は無いと思います。「一人昼飯」を気にする大人はいないでしょう。
結論、編入後の大学生活は辛い事よりも楽しい事の方が格段に多かったです。
本日は以上です。参考までに。
【大学編入後】友達はできる?できない?経験談と友達の作り方・人間関係について話します。