大学編入を目指したいけど、学費とか受験料とか総額でいくらくらい必要なの?
そんな疑問を抱いている方も多いことでしょう。
そんな方々に向けて、実際に専門学校から私立大学に2年次編入した私が自らの事例を参考に専門+大学の計5年間でどれくらいの費用がかかったのかお話ししたいと思います。
今回お答えするのは以下の疑問です。
大学編入にかかる費用の目安が知りたい
この記事を読めば、大学編入に必要な費用の目安と少しでも安く抑えるための秘訣が分かります。
筆者の経歴 : 大学編入について
実際に私は、2年制の専門学校から関西大学に2年次編入した経験があります。
専門学校は大学編入でECC国際外語専門学校。
(※私は大学編入コースではなく英語コースでした)
専門学校で2年間、英語を学びつつ大学編入対策を行い、関西大学の総合情報学部に2年次編入した形です。
私は英語のコースでしたが周りには大学編入コースの知り合いも多かったので、大学編入に必要な費用に関しては結構詳しいです。なので、私の経験と大学編入コースの友人を参考にお話ししていきたいと思います。
なお、今回は『専門学校から大学に2年次編入』をモデルケースとして話していきます。
予備校の授業料などが気になる方は、以前に書いたこちらの記事も参考にしてください。
私の大学編入の経験談・全体の流れに関しての詳細はこちらで触れております。
5年間の費用
それでは、5年間で一体いくら使ったのかお話ししていきます。
1年単位で解説していきます。
専門学校では『ECC国際外語専門学校 大学編入コースの学費』をモデルに、大学時代に関しては私大の『関西大学 総合情報学部』をモデルにしています。2年次編入した場合の学費を紹介するので、3年次編入を志す方でも参考にできると思います。
1年目:専門学校(ECC国際外語専門学校の場合)
コース 年次 入学金 授業料 設備費 合計 大学編入コース 初年度 80,000円 910,000円 190,000円 1,180,000円 総合英語コース 初年度 80,000円 960,000円 190,000円 1,230,000円 ※国公立大・難関私大の中には短大卒業資格が必要な大学があります。短大卒業資格取得を希望する場合は、「大学 短大併修制度」の学費をご確認ください。
併修大学・短大 年次 授業料 自由が丘産能短期大学 初年度 220,000円
こんな感じ。ECCの場合、大学編入コースの方が安いですね。これに教材費・定期券代などがプラスされていく感じですね。
難関大学を目指す方は「大学 短大併修制度」を利用する学生が多いです。
何故かというと、国公立大・難関私大の中には短大卒業資格が必要な大学があるからです。
ECCはあくまで専門学校なので、上記のような大学には編入することが出来ません。なので、ECCに通いながら通信で“短大卒”を取得するということです。
「大学 短大併修制度」を利用するかどうかは自由なので、志望校の編入条件と相談しながら決めたほうが良いですね。
ただ、大学によっては急に“短大卒”が必要になる場合もあるので注意が必要です。まぁ「大学 短大併修制度」を利用することで挑戦できる大学数は確実に増えるので、利用しておくのが得策かもしれませんね。
また、TOEIC・英検の受講料、学校行事、健康診断だどの費用も追加されます。どの学校にも言えることでしょう。
まとめると、1年目の学費の目安は大学編入コースだと大体こんな感じ。
- 学校:1,180,000円
- 教材:30,000~120,000円
- 諸経費:50,000~70,000円
- 通信短大:220,000円
- 合計:1,590,000円
これに定期代なんかも必要になってくるのでお忘れなく。
余談ですが私が学生だった頃は全体的にもうちょい安かったです。しかも総合英語の方が安かった。私の場合は短大制度を利用していなかったので、1年目にかかった費用は1,100,000円くらいでした。
2年目:専門学校(ECC国際外語専門学校の場合)
コース 年次 入学金 授業料 設備費 合計 大学編入コース 2年次 - 910,000円 190,000円 1,100,000円 総合英語コース 2年次 - 960,000円 190,000円 1,150,000 ※国公立大・難関私大の中には短大卒業資格が必要な大学があります。短大卒業資格取得を希望する場合は、「大学 短大併修制度」の学費をご確認ください。
併修大学・短大 年次 授業料 自由が丘産能短期大学 2年次 196,000円
授業料はこんな感じ。1年目と同様、これに教材費や諸経費が150,000~200,000円プラスされるイメージ。
そして2年目にはもう一つ、大学編入の受験料が必要になってきます。
大学にもよりますが、受験料の目安は25,000~30,000円くらい。また、受験する大学が実家から遠い場合はホテル代や交通費も必要なのでお忘れなく。
私の場合、受験したのは4回で全て実家から通えたので、受験料として約120,000円使いました。ここは人によって大きく変わってきます。
ということで2年目の費用目安は大学編入コースの場合だとこんな感じ。
- 学校:1,100,000円
- 教材:30,000~120,000円
- 諸経費:50,000~70,000円
- 通信短大:196,000円
- 受験料:30,000円~
- 合計:1,486,000円+受験料
また編入試験に合格した場合は“入学金”を先に支払う必要があります。私の場合は関大に260,000円支払いました。
※大学入学金は次項3年目の費用に含めることにします。
専門学校の大学編入コースで「短大併修制度」を利用した場合、2年間で300万円くらい必要だということですね。高いような気もしますが、ポジティブに考えると、大学編入コースで有名な専門学校で、ガチガチの編入対策をしたとしても、300万以上はかからないということですね。これが高いと思うのか安いと思うのか、あなた次第です。。。!
ちなみに私の場合、当時はもうちょい安かった総合英語コースで「短大併修制度」を利用していなかったので、たぶん2年間の費用は合計220,000円と普通の私立大学と大して変わりませんでした。個人によっては安く抑えても編入に成功する事例もあるということですね。
3年目:大学2年次(2年次編入)
私の場合は関大の総合情報学部に進学。半分理系の学部なので、一般の私大より学費はちょい高めでした。
- 入学金:260,000円
- 授業料:1,380,000円
- 教材費:30,000
- 定期代:80,000円
- 合計:1,750,000円
4年目:大学3年次
4年目はこちら。ゼミ活動の一環で海外に行く必要があったので諸経費70,000円かかりました。
- 授業料:1,380,000円
- 教材費:30,000
- 定期代:80,000円
- 諸経費:70,000円
- 合計:1,560,000円
5年目:大学4年次
4年目はこちら。4年次には“就活費”なんかも必要なので注意しておきましょう。
- 授業料:1,380,000円
- 教材費:0円
- 定期代:0円
- 就活費:200,000円
- 合計:1,580,000円
5年間の合計金額
専門学校の大学編入コースで「短大併用制度」を使い、関関同立レベルでちょっと費用高めの学部に2年次編入した場合、就活費など諸々の合計金額は、、、
7,966,000円+編入試験の受験料
なんと800万。3年次編入の場合や、「短大併用制度」を利用しないといった選択次第で、金額は大きく変動します。何度も言いますが、これが高いと思うのか安いと思うのかはあなた次第です。
ちなみに、私の場合は5年間の合計は7,090,000円でした。
編入ってこんなに高いんだ、、、と思った方に朗報。
編入ってめっちゃ高い、、、って思ったそこのあなた、安く抑えるとっておきの情報をお伝えします。
実際に私は、これを使って学費を108万円減額することに成功しました。
※怪しい情報商材ではございません。
安く抑える秘訣
それは、給付奨学金を利用することです。
給付奨学金って一部の超優秀な人しか貰えないイメージないすか?
意外にそんなことなくて。
大学や財団のやつ合計すると募集人数多いし、ハードルそこまで高くない。
GPA2.9以上あれば高確率で貰える。
※家が貧乏ならバイトで講義サボるくらいなら、ある程度真面目に受講した方が効率良いかもよ
— タカデュー / Takadue (@Takadue1) April 18, 2019
『給付奨学金』大学が実施しているものから、外部の財団が実施しているものまで種類が豊富にあります。募集人数は多いもので50人とか。
以下を満たしていること、高確率で奨学金がもらえます。
- 目安としてGPA2.9以上は必要(3以上が好ましい)
- 家がそこそこ貧乏
“奨学生”に採用されるまでのフローとして、基本的に書類選考と面接が実施されます。まずは大学のHPを確認して給付奨学金の募集要項をくまなくチェックしてみましょう。
あと、GPA2.9以上を取るには履修する授業の見極めは超重要。以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
さいごに
以上、大学編入に必要な費用と安く抑える秘訣でした。
今回紹介したのは『専門学校から私立大学に2年次編入』というモデルケース。
予備校を使っての編入・3年次編入を志す方も、今回の事例を参考に学費を計算してみてください。
今回は以上です。
ありがとうございました。