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【大学編入は難しい?】偏差値40の編入経験者が編入の難易度について話します。

  

大学編入って難しいの?


大学編入を目指している人、また目指そうか検討している人にとってはどうしても知りたい情報ですよね。

ただ、ぶっちゃけ言うと大学編入の難易度なんて、大学次第、受験者次第。


しかし、それだとこの記事の価値がなくなるので、今回は『実際に編入受験生を経験した私が感じた大学編入の難易度』についてお話ししたいと思います。


ということで、今回はこんな疑問に答えます。


疑問
  • 大学編入が難しいと言われる理由は?
  • 大学編入が簡単と言われる理由は?
  • 編入の難易度について、編入経験者の意見が知りたい。

この記事を読めば、こんなことが分かります。

  • 大学編入が難しい・簡単と言われる理由。
  • 元偏差値40から見た大学編入の難易度。





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はじめに:筆者の編入経験談


こんにちは、タカです。

最近は【偏差値40でも目指せる大学編入】をテーマに記事書いています。興味がある方はこちら
大学編入の記事一覧



早速ですが、私の編入経験談について説明します。


偏差値40で高校を卒業後、専門学校に進学。TOEICスコア260を780まで伸ばして編入試験に挑戦。関西外大英米学科と関西大学総合情報学部に合格し、関西大学に進学しました。

簡単に言うと、高校卒業まで全然勉強してこなかったのに、運よく関西大学に進学できた、みたいな感じですね。


そんな私が偏差値40目線で大学編入の難易度について話していきます。


※私の大学編入経験談についてはこちらをご覧ください。

偏差値40のバカが専門学校を経て『関関同立』に編入・卒業した話。【経験談】



編入試験が難しいと言われる理由


倍率が異常に高い。

特に『MARCH・関関同立』以上のレベルだと、募集人数が“若干名”。その枠を狙ってくる受験者の人数は何十人という単位ですので、倍率も必然的に高くなります。

このレベルの大学だと、年度・学部にもよりますが倍率は2~5倍、高くて10倍くらい。『京阪神』はもっと高いです。ちなみに『日東駒専・産近甲龍』レベルならもう少し倍率は下がります。

ただ、実際のところ、記念受験の学生も中にはいますが。

『関関同立』レベル以上の編入受験をする方は、「1浪経験者」「偏差値60以上の高校出身者」が多い印象があります。

偏差値40が受験する場合、このレベルの人がライバルとなることは覚えておきたいところです。



試験で求められるレベルが高い。

編入試験は受験科目が少ない分、求められるレベルが高いと言われます。

編入試験の受験科目は、基本的に3科目ほど。『英語+専門科目+面接』の場合が多い。

一般試験に比べて試験科目数が少ないので、英語・専門科目共に求められるレベルが高いというわけです。


個人的な見解として、求められるレベルが高いというよりも、一般入試とは求められる内容が違うというのが正解だと考えています。

「英語」に関しては多少レベルが上がるかもしれませんが、「専門科目」に関しては志望学部に関する知識が求められますので、学部生同等かそれ以上のレベルを求められると思っておいて良いと思います。

また、経済学部から経済学部に編入する場合なら別ですが、学部を変える場合、受験学部の知識を一から幅広く身に付けておく必要があるので、そこは大変かもしれません。


専門科目の試験内容については下記が参考になると思います。


学部 出題内容
法学部 憲法・民法・法学概論など
経済・経営系 経済学・経営学の基礎からの出題、または、経済・経営に関する時事問題についての小論文。
文学・外国語系 文学系では文学の専門に関する小論文や作家や作品に対する基礎的な知識が問われます。外国語系では英語に英作文やリスニングを課す大学も多いです。
心理学系 心理学の問題は用語説明が中心。小論文を課す大学もあります。
教育・福祉系 教育系では教育に関する時事問題をテーマとする小論文を中心に教育学や教育史、教育心理学等の用語説明を出題する大学もあります。福祉系では福祉に関する小論文の出題が多いです。
工学系 ほとんどの大学で数学と物理が課されます。出題範囲や難易レベルは大学によってまちまち。過去問にあたって対策や併願を考える必要があります。
理学系 専攻科目が出題されます。問題の難易レベルは工学系より高くなります。
農学系 生物、化学が中心。小論文を課す大学もありますが、化学や生物の基礎学力を問うているテーマが多いです。
医療系 小論文が出題されるケースが多いです。また、英文の読解を含む小論文の出題も多くなっています。
進路ナビ

ちなみに、英語のレベルに関して、筆者の経験からイメージはこんな感じです。

  • 『日東駒専・産近甲龍』:TOEIC400~600
  • 『MARCH・関関同立』:TOEIC500~800
  • 『それ以上の大学』:TOEIC700~900

TOEICスコアが使える大学一覧を見てもそんな感じかなと思います。



情報が少ない。

一般入試に比べると、編入試験はメジャーではありませんので情報が少ないです。

年度によっては試験内容や受験資格の内容が急に変更される場合もあります。

予備校や専門学校の編入コースから目指す場合は別ですが、完全独学で大学編入を目指すのなら情報を集めるだけでも一苦労なので、そういった面では難易度が高いと言えるかもしれません。


大学編入には面接が実施される場合が多いです。

志望理由を話す必要もあるので、大学の最新情報はチェックしておきましょう。

ネットで確認するのも良いですが、大学のパンフレットを見るのが一番確実。資料請求するなら下記の「スタディサプリ」なんかは非常にお勧めです。



編入試験が簡単と言われる理由


偏差値は関係無い。

そもそも、大学の偏差値というのは一般入試から算出されます。なので、一般入試ではなく編入試験で受験する場合は偏差値は関係ないということです。

ただ、例えば偏差値40の人が一般入試で偏差値60程度の大学に編入した場合、まわりにいる同級生はもちろん偏差値60レベルの人が多いですし、そのレベルの学生を対象にした講義が行われているので、もしかしたら知識面の関係で授業についていくのが大変な場合があるかもしれません。



試験科目が少ない。

先ほども話しましたが、大学編入は一般試験に比べると試験科目が少なく、基本的には『英語+専門科目+面接』のみ。

例え求められるレベルが高かったとしても対策する科目が少ないのは事実。高校までの一般教養が無かったとしても合格できる可能性は十分にあるので、『試験科目が少ない=一般入試より簡単』と言われるのは妥当かもしれません。



対策できる期間が長い。

高校卒業後、もし1浪して一般入試を受験する場合は対策期間は1年ほど。一方、編入試験は基本的に大学・短大・専門の2年次に受験することになるので、対策期間は1年3か月~1年10か月くらい。一般入試より編入試験の方が対策期間は確実に長いです。

対策期間が長く、また試験科目数も少ないので編入試験は簡単と言われているということです。



個人的な意見(実体験を通じて)


以上のことを踏まえて、偏差値40の高校生から専門学校→関西大学に編入した私個人が感じた大学編入の難易度について、偏差値40目線でお話していきたいと思います。


編入は難しい?簡単?

偏差値40にとって「試験科目が少ない」「対策期間が長い」というのは確かに有難いが、志望大学を選り好みすれば、その大学に合格できる確率は低いです。

ただ、編入コースがある短大・専門学校からだと選り好みしなければ、どこかしらの大学にはほぼ確実に編入できると思います。ちなみに、3年次編入より2年次編入のほうが簡単です。


『MARCH・関関同立』以上レベルの3年次編入は難しいと思います。このレベルの大学を目指す学生は、出身高校の偏差値が60以上の学生も多いので、偏差値40が目指す場合は苦しい戦いになりそうです。(それでも合格した事例もあります。)

ただ、偏差値関係なく幅広く受験していれば、どこかしらの大学には合格できるでしょう

例えば『MARCH・関関同立』の2年次編入・『日東駒専・産近甲龍』の3年次編入・関西外国語大学などであれば、TOEIC500~600点レベル・出身高校の偏差値50弱でも合格していた学生は何人もいました。


『MARCH・関関同立』レベルへの編入は難しいが、2年次編入・『日東駒専・産近甲龍』レベルの大学なら偏差値40程度でも射程圏内に納めることは可能です。


ちなみに私は、同志社大学・関西大学の文学部3年次編入は不合格でした。その時点のTOEICスコアは750点ほど。恐らく専門科目がダメだったのではと認識しております。



編入は目指すべきか。目指すべきタイミングとは。

1浪か編入で悩んでいるのなら1浪することをお勧めします。

浪人せずに大学進学できるというのは編入のメリットですし、それなりの対策をすればどこかしらの大学に編入することは可能です。ただ、それでも私は1浪することをお勧めします。理由は以下。

  • 自分の学力に見合った大学に進学できるから。
  • 3年次編入の場合、単位習得で忙しくなるから。
  • 1学年から入学したほうが、大学に馴染みやすい。

大学生に必要なのは単位取得だけでなく、サークル、ゼミ、バイト、遊び、起業といったアウトプット経験もまた、今後社会に出ていくうえで財産になります。しかし、編入という道を選ぶと本当に勉強漬けになるので、アウトプットに割ける時間は確実に減る。

そうした時間が減るリスクを背負うくらいなら、1浪した方が良いと感がいます。ただ、もし1浪・2浪しても結果が出なかった場合は編入を志してみても良いかもしれません。私の専門学校時代を振り返っても、編入志望者は1浪経験者が非常に多かったです。

以上のことから、編入か浪人かという選択肢なら、私は浪人することをお勧めしますという話でした。



まとめ


以上、今回は偏差値40の私から見た大学編入の難易度について解説してみました。

結論、編入の難易度は大学・受験者次第で本当に大きく変わってきますので一概には言えませんが、偏差値40目線だと、そこそこ難しい。ただ、『MARCH・関関同立』レベルでも2年次編入なら結構ねらい目かもしれない。

という感じです。


今回は以上になりますが、最後に注意点として

とにかく大学編入は情報が命。志望大学の最新の情報は常に追っておきましょう。


以上です。

ありがとうございました。





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タカ / Takadue
大阪生まれの24歳で関西大学 総合情報学部卒。元編入生です。
バスケ、映画、ビリヤード、旅行が趣味。
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