編入生は就活に不利なの?それとも有利なの?
社会人としてのファーストキャリアを決める就活。「編入」という学歴が就活にどう影響を与えるのか、編入予定・編入志望の学生は非常に気になるところですよね。
とはいえ、編入生と言うのはマイノリティーな存在ですし、編入生の就活情報はあまり入ってはこないのが現状でしょう。
ということで今回は、実際に編入生として就職活動をした筆者の経験をもとに以下の疑問に答えていきたいと思います。
- 編入という経歴は就活に不利?有利?
- 編入に対する面接官の反応は?
- 編入した理由は何と答えるべき?
この記事を読めば、「編入」という経歴が、就職活動にどう影響するのかが分かります。
一つの事例として参考にしてください。
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筆者の就活と編入の話
関西大学の編入生として就職活動に挑み、中小の繊維メーカーと業界最大手の某広告制作会社から内定を貰い、後者に入社しました。
ESを提出したのは40社くらいで、何だかんだ選考に進んだのは20社くらいだったかと思います。(あまり覚えていません。)
100社とか受けている就活性もいるので、そこと比べると受けた会社数は少ないほうではないかと思います。
※筆者が受けた業界はこちら。
- 広告業界
- エンタメ業界
- 繊維業界(メーカー、商社など)
結論、編入生だからといって就職活動を変に気構える必要はないというのが個人的な意見です。
筆者の編入についてはこちらの記事をご覧ください。
偏差値40のバカが専門学校を経て『関関同立』に編入・卒業した話。【経験談】
編入生のイメージはプラス?マイナス?
『編入は学歴ロンダリングだ』とも言われている大学編入ですが、
編入生と言うのは就活において特にプラスでもマイナスでもないという印象。
筆者の経験上、大学編入に対してネガティブなイメージを持っていそうな面接官は一人もいませんでした。 (※もしかしたら裏で何か言われていたかもしれませんが、面接の通過率は割と良かったのではと自負しています。)
面接官に限らず、就職活動では多くの学生や社会人と出会いましたが、『大学編入=難しい』と考えている方が非常に多かったと感じています。
なので「編入生」ということは胸を張って話して大丈夫ですし、委縮する必要はありません。
ただ、面接などでは『編入した理由』や『編入して何をしたのか』という部分は明確に話せるようにしておきましょう。 (※詳細は次の項目で解説します。)
結論、編入生はプラスにもマイナスにも思われないが、話し方次第で十分プラスに持っていくのは可能。
「編入生」であることに自信を持って大丈夫です。
「編入した理由」はなんと言うべき?
編入に対してマイナスのイメージを持つ面接官はほとんどいませんでしたが、それは面接官への伝え方次第で変わりかねません。
編入理由は人によって様々。『学歴のため』という方も中にはいるでしょう。
面接で編入理由を『学歴のため』と話すのは、印象良くはありません。
とはいえ、嘘をつく必要もないと筆者は思います。
そもそも編入試験に合格するのは簡単ではありません。適当な生活を送っていれば、挑戦することも合格することもないような試験です。
理由は何であれ、そうした試験に合格するくらいの努力を学生時代に経験した訳ですから、あえて嘘をつかなくても良いと思うわけです。
それよりも重要なのは伝え方です。
例えば、編入理由が『学歴のため』であれば
『現役の時には歯が立たずに諦めてしまい別の大学に進学したが、諦めきれなかったので大学編入という形で再チャレンジした。』
と話したほうが印象が良いですよね。
『学びたい分野が変わった』『○○教授のもとで研究したかった』『学費の面で親に迷惑をかけたくなかったから』という理由で大学編入したのであれば、そのまま伝えて問題ありません。
あと、個人的な意見として、『年下が同級生になるのが嫌だった』という編入理は、あまり話さないほうが良いかもしれないです。
「年齢」で人を判断しているような印象を与えかねません。少なくともプラスに働くことは無いでしょう。社会に出ると年齢は関係ありませんから。
結論、一部理由を除いて、基本的に本当のことを言って問題ないと思います。
最後に経験談として、変に自分を作らないほうが面接落ちません。特に広告・エンタメ系はそうでした。この業界に限っては思っていることをありのまま伝えたほうが良いかもしれません。基本的に「変な人」が好かれる業界ですから。
また、面接用の自分を作ると、会社とのミスマッチを招きかねないので、ありのままで挑むのが両者ともにハッピーです。
それで受かれば落ちるときもある。それが『ご縁がある』ということです。
編入が就活に不利と言われる理由は?
スケジュール的に不利になりやすいからです。
3年次編入の場合だと、編入先で認定される単位数は多くはなく、40~60単位と言われています。
※大学編入の単位認定については、こちらのサイトが役立つと思います。 中央ゼミナール文章編:第三章「編入チェック点Q&A」
多くの大学では卒業所要単位は120~130程度です。つまり編入してから卒業までの2年間で60~80単位を取得する必要があります。
そのため、編入後は単位を取るために講義で忙しくなります。
普通の大学生だと4年次にはゼミしかないので就活に集中できますが、編入生は講義と並行して就活を行う必要があります。
一般の大学生に比べると、スケジュール的に厳しくなるのは間違ありません。これが、編入生は就職に不利と言われる理由です。
ちなみに、2年次編入の場合は大学生活が3年残っているので単位に関しては結構余裕です。(大学によるかも)
筆者は2年次編入だったので4年次には就活に集中出来ましたし、海外旅行の余裕もありました。
筆者が話した「編入理由」と面接官の反応。
就職活動を行った筆者が実際に面接で話していた「編入した理由」を覚えている範囲で紹介します。
正解とかは無いと思うので、参考程度にご覧ください。
編入理由
幅広い学問を学びたかったから。
もともと勉強が嫌いだった。英語の専門学校に進学後、周りの学生を見て自分のレベルの低さを思い知り、初めて勉強に向き合った。
まずは目の前にある英語学習に取り組み、成果を出すことができた。また、それを通じて勉強の楽しさを知った。
今まで全く勉強してこなかった分、社会人になる前に、教養として幅広い学問を学びたいと思い、大学編入を決意した。
編入後は国際経営学のゼミに所属。専門学校で学んだ英語の経験を生かしつつ、消費者行動に関する…..
という感じ。時系列とかちょっとだけ拡張しているところはあります。
重要なのは、自分の言葉で明確に話すことです、たぶん。
編入の志望理由・面接についてはこちらの記事でまとめています
【大学編入×究極の面接対策】聞かれる質問・解答例など。経験者が解説します。
編入生だからこそ就活で苦労した唯一のこと
個人差あるとは思いますが、筆者はSPI試験が一番苦労しました。
いくら大学に編入できたとは言え、高校時代まで本当に勉強してこなかったので、高校時代の一般教養を求められるSPI試験は本当に苦しかったです。
SPIで測れる学力が出身大学の平均以下だと、『編入生だからか』というマイナスイメージを与えかねないので、「これ自分にも当てはまるかも…?」と思った方は、内部生の友人に流されずSPI対策はしっかり行うことをお勧めします。
手始めとして下記の『SMART/SPI-G模擬試験』といった模擬試験を上手に活用して、自分のレベルを把握しておくことをお勧めします。
SPIで落とされることほど勿体ないことは無いと思いますし、新卒切符を使えるのは1回限り。後悔の無い社会人1年目を迎えられるように、先手を打っておきましょう。
就活は情報戦
大学編入と同じく、就職活動も『情報戦』といっても過言ではありません。
そのため、大学3年生の頃から就活関連のセミナーやイベントに参加して情報を集めるべきだと思います。
情報収集不足で、何となく適当に選んだ会社に入社したら、超絶ブラックだし仕事も全然面白くない。。。
なんてことも本当にザラですし、日本でまだまだ貴重な「新卒カード」を、上記のような形で手放してしまったら本当に勿体ないです。
そのためにも、早いうちから情報を集めておくというのは非常に大切だということです。
もし、この記事を読んでいる方で、「就活といっても何から始めるべきなのか分からない」というのであれば、就活イベント・就職エージェントを活用することをお勧めします。
理由は以下の3つです。
- 就活の雰囲気に慣れることが出来る
- 就活の全体像が掴める
- 「自己分析」「業界研究」のきっかけになる
特に「大学編入」という経歴を最大限に生かしていくには、就職エージェントに相談することも非常に効果があると思います。
タダで使えるものはとことん使っていきましょう。
お勧めの就活系のサービスを次の項目で紹介します。
お勧めの就活サービス
Meets Company
サービス利用者が年間10万人の就活サービスです。
サービス内容はこちら。
- その場で内定も出る就活マッチングイベントの開催
- ベント後に就職のプロと就職相談でき、応募書類の添削・面接対策等のサポート
就活生の間では結構有名です。気になる方は要チェック。
Job Spring
自分の市場価値を高めることができる企業への入社をサポートしてくれる新卒紹介サービスで、入社後の活躍・キャリアを考えて、エージェントが企業を紹介してくれるみたいです。
早期離職の少なさが強みのようですので、こちらも気になる方は要チェックです。
最後に
ということで以上になります。
最後に就活で有名&お勧めの「自己分析」「SPI」の書籍をご紹介します。
とにかく確実に言えることは、
就職活動は早いに越したことは無い!
ということでした。
【スーツ着こなし12か条】最低限守るべきルールで周囲との差をつくる着こなし術。