今通っている大学に不満があり、“どこかしらの大学に編入して学歴を挽回したい”
今回はそんな方々に向けた記事を書いていきます。
独学で大学編入できるものなの?
予備校には通った方が良いの?
志望大学(学部)はまだ決まってないが、何を勉強しとくべきなの?
1年後、2年後に控える大学編入試験に向けて、とりあえず準備しておくべき2つのこと対策法を解説します。
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筆者の経歴とこのブログについて
経歴をサラッと紹介
高校卒業時は偏差値40くらい。大学編入で有名な専門学校の英語コースに進学。それがきっかけで大学編入を志すようになり人生で初めて勉強を開始。関西大学の総合情報学部に編入学。GPA3.18で卒業という、偏差値40の高校出身者の割には良い成績で卒業。TOEIC780点。現在は某大手広告会社に勤務。ブラック業界と戦う日々を送っております。
このブログについて
『大学編入』を中心とした記事を書いています。
『大学編入』というテーマは、ネットでも情報量が少ない。過去問を手に入れるのでも苦労しがちだし、編入対策を目指した参考書の数も少ない。
とはいえ、大学編入に関する情報を求める人も一定数存在するのも事実。そんな方々に向けて有益な情報を発信しています。他にもちょこちょこ記事書いているので、よかったらご覧ください。
大学編入に向けて重要な2つの力
その1:情報力
大学編入は情報戦と言っても過言ではない。それくらい、この『情報力』というのは重要になってくる。
なぜ『情報力』が重要なのかというと、大学編入は一般試験と違い、編入試験の内容や日程、そもそも編入制度が存在するのかなど、大学・学部によって大幅に内容が違うからだ。
参考として、以前書いた2019年度の関西大学の編入試験概要をまとめた記事を。
こちらの記事を見ていただければわかるように、同じ大学内でもこんなに編入試験の内容が違う。
例えば法学部だったら、英語資格と専門論文のみ。一方、社会学部は外国語試験と専門論文、面接があったり。また、同じ学部でも編入年次の違いで試験内容が違ってくることも。学部によって2年次編入なのか3年次編入なのかも違ってくる。
1つの大学だけでもこれだけ試験内容が違うのだから、大学ごとで試験内容が大幅に変わってくるのもイメージできるだろう。
さらに、編入試験の内容は毎年同じだとも限らない。筆者が編入受験生だったころは、とある大学の受験資格が変わっていた。
詳しく話すと、昨年度までは『短大・専門卒』が受験資格だった学部が、筆者の年代から『短大卒』のみになった。つまり、専門卒だった私はその学部を受験することさえ許されなかったのである。
なんと悲しいことだろう(行きたい学部ではなかったけど)。まぁ、このように大学編入試験の概要は年度によってコロコロ変わってくるのである。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず。
どんな試験内容なのか、そもそも編入制度はあるのか。そこを知らなければ対策しようにもできないので、情報収集は積極的に行うべし。
現時点で特定の志望学部が無かったとしても、何となく目指したい大学の編入情報を集めて情報収集の癖をつけておくのがベスト。アンテナを常に張っておこう。
ここで、冒頭で提示した疑問を振り返ってみよう。
- 独学で大学編入できるものなの?
- 予備校には通った方が良いの?
大学編入は独学で目指すことはできる。実際に独学で編入を成功させた人もいるし、受験資格の条件さえ揃っていれば誰だって挑戦できる。
ただ、独学だとこの編入に関する『情報力』が、予備校や編入コースの人たちと比べて乏しくなりがちなのは否めない。
編入を専門にした予備校や専門学校は、やはり編入に関する情報が多く揃っている。筆者が通っていた専門学校にはネットでは見れない過去問なんかも数多く揃えてあって非常に助かった記憶がある。
また、最大のメリットとして、独学なら自分で収集しなくてはいけない情報を、講師が代わりに集めてくれるのである。
自分で情報収集しないで済む分、その時間を編入に向けた勉強時間に充てることもできるので、費用は掛かるがメリットは非常に大きい。
大学編入は独学でも目指すことは可能!ただし、本気で目指すのであれば予備校とか編入コースに所属するのが良いかもという話でした。
独学で大学編入を目指すなら、『情報』にアンテナを張ることを常に意識しよう。
ちなみに、各大学の編入情報が掲載されているこちらのサイトはおすすめ。
大学編入実施主要大学リンク集|大学編入コース|中央ゼミナール
その2:英語力
- 独学で大学編入を志している。
- 現時点で特に志望学部が決まってない。
→英語を勉強しておけば損はしない。
筆者が通っていた専門学校の大学編入コースでも、まずは全員英語力を鍛えるカリキュラムが組まれている。何故かというと、大学編入に英語力というのは必須だから。
基本的にどの大学でもどの学部でも、英語の試験もしくは英語の資格を求められる。先ほどの『関西大学へ編入したい!各学部の難易度と重要ポイントとは!?(文系)』でも紹介したように、全ての学部で外国語の試験がある。
つまり、とりあえず英語を勉強しておけば大学編入を目指すチャンスはあるということ。
ここで冒頭で提示した疑問を振り返ってみよう。
- 志望大学(学部)はまだ決まってないが、何を勉強しとくべきなの?
これの答えは、間違いなく『英語』である。そして、大学編入レベルの英語力を独学で得ることは可能。
大学編入を目指すにあたっておススメの英語勉強法は、英検2級の取得・TOEIC700点くらいを目指して勉強すること。単語力と文法力を鍛えるためのツールとして、この2つの試験は非常に効果的。
実際に私が通ってた専門学校でも、大学編入コースのカリキュラムに英検対策・TOEIC対策という授業が組み込まれていた。
全体の流れとして、まず初めの半年~1年で英検2級を取得する。2級を取得出来てからTOEIC対策を始めるイメージ。2級レベルの英語力がないのにTOEIC対策をしてもあんまり意味がないので、まずは英検2級の取得を目指そう。ちなみに英検準1級レベルの英語力があれば、世間的に見て“良い”大学に編入できる可能性は非常に高い。
英検やTOEICを受けとくに越したことがない理由は以下2つ。
- 基礎的な単語力・文法力が身につく
- 大学によっては英語資格が必要or英語資格で外国語試験が免除される。
英検の取得やTOEIC対策は独学でもできる。独学での大学編入を目指しているのであれば、まずは英語の勉強をしておくのがベスト。
もし独学での英語学習に自信が無いのであれば、予備校やTOEIC対策の学校に行くのも一つの手かもしれない。
まとめ
まず大学編入を成功させるうえで必要なのは2つ。
- 情報力
- 英語力
そして、その2つの力を独学で身に付けるのは可能。しかし、本気で大学編入を志しているのなら予備校や専門学校に通ったほうが絶対に有利に働くので、そうした学校に行く価値は十分にある。
ということでした。やっぱり大学編入を専門にしている学校に在籍していると、入ってくる情報量も全然違うし面接対策や小論文の添削などもしてくれる。大学編入は実績のある学校で本気で頑張れば、高確率で合格できる試験だとも思っているので、確かに費用は掛かるけど未来への投資ということで予備校とかに行ったほうが良いかもしれない。
まぁ独学で目指せないものではないので、とりあえず現時点での自分の実力(英語とか)と費用、本気度合いと相談してみるのはいかがでしょうか。ただ、独学で上位レベルの大学に編入するのは難しいことをお忘れなく。。。
ということでした。大学編入を志している方の参考になれば幸いです。ちなみに、こちらの記事で私の大学編入の経験をまとめているので良かったらどうぞ。
本日は以上!ありがとうございました。