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【給付奨学金の貰い方】GPAを上げるコツを経験者の私が話します。編入生でも大丈夫!

  

貧乏学生に強い味方をしてくれるのが『給付奨学金』。返済しなくて良いわけですから、つまりお金が貰えるということです。


『給付奨学金』と聞くと、本当に成績トップの優秀層しか貰えないイメージがありますが、実はそんなこともなく。

例えば大学が実施しているものや外部の財団が実施しているものを含めると、意外にも種類は豊富にあります。


そのため “成績トップの優秀層でなくても”、そこそこ成績が良くて家が貧乏なのであれば、結構な高確率でもらえることが出来るということです。


実際に私も貰っていましたし、周りにも2人ほど貰っている人がいました。額はそれぞれ違いますが、私は合計108万円を頂きました。


まぁ“成績がそこそこ良い”ってのは絶対条件ですが。ということで、今回はこんな疑問に答えます。

  • 給付奨学金ってどうやって申請するの?
  • 成績はどれくらい良くないといけないの?
  • 講義の選び方が分からない、好成績を残すコツは?

この記事を読めば給付奨学金を獲得するために最低限必要な知識を得ることができると思いますよー。




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給付奨学金と筆者について


給付奨学金とは



まず給付奨学金とは何ぞや?ということで、以下をご覧ください。



給付奨学金とは?

返済が不要な奨学金です。

大学独自の給付型奨学金のほか、住まわれている自治体、スポーツ振興団体等が設定しているもの等、選択肢も増えて来ていますので、インターネットや学校の進学課等で良く調べてチャレンジしてください。

民奨

冒頭でも話したように、 大学が実施している独自の奨学金や、地域の自治体・財団が実施しているものが多数ありまして、今回はそこを狙っていく想定でお話ししていきたいと思います。

多いものだと50人くらい募集していたりもするので、まじで大学HPをチェックしよう。



筆者の経験談


私は専門学校から関西大学に2年次編入した、いわゆる“編入生”というやつでした。

もともと偏差値40程度しかなかったので大学の授業についていけるのか不安ではありましたが、ある程度頑張ってたら成績も結構良く。1年目のGPAが給付奨学金の基準を超えてたので自ら応募し、面接し、合格してお金を頂いたということです。

基本的に奨学金は収入には含まれないので良いですね。バイトの年間103万円縛りの対象外になります。


私が頂いていた奨学金は大学のものと財団のものです。詳細がこちら。

  • 大学:24万円
  • 財団:84万円
  • 合計:108万円

私が受給していた財団の奨学生対象は『大阪府の大学生』という括りでしたので、地域の自治体が行っているものでした。



出願~受給までの流れ


出願方法

申請方法については各大学のHPか事務室で確認できると思いますので、まず確認してみましょう。


例えば、私の母校“関西大学”だとこんな感じ。 →関西大学 奨学支援グループ


ちなみに大学によっては成績の判断方法も違ってくると思うので、募集要項をしっかり確認しましょう。

例えば『GPA○○以上』とかではなくて、『秀・優=3点、良=2点、可=1点、不可=0点で平均2.50以上』みたいな感じですね。ちなみにこれは関大のものです。

受給するための最低条件でもあるので、しっかり確認しておきましょう。

あと親が超金持ちとかだと無理なのでそこも確認しましょう。



応募条件を満たしていれば、大学の奨学金とかを扱っている窓口に行って詳細を確認後、必要書類を提出することになります。

提出書類、揃えるものが非常に多いので、余裕をもって準備に取り掛かりましょう。親御さんの協力も必要です。

私は以下の書類を提出しました。

  • 出願書類提出書
  • 奨学生出願確認書類
  • 奨学生願書
  • 所得課税証明書(父)
  • 所得課税証明書(母)
  • 所得に関する証明書(父)
  • 所得に関する証明書(母)
  • 特別な家庭事情に関する証明書
  • 民間奨学財団給付奨学金出願調書

特に赤字の部分が面倒なので注意が必要。両親が会社勤務の場合は必要書類を会社が発行することになるので余裕をもって提出書類を集めていきましょう。

提出書類に関しては恐らく大学によって違うとは思うのでHPを確認するか、大学の事務に直接問い合わせてください。


必要書類を揃えて提出することが出来た場合、それで出願完了です。成績や世帯収入、出願理由など必要条件が満たされていれば書類審査合格。次に面接があることでしょう。



面接について


奨学生として採用するには、やはり人間性も必要、ということなのでしょうか。給付奨学金を獲得するには面接に合格する必要があります。


私が面接で聞かれたことはこんな感じでした。

  • 自己PR
  • 学生時代頑張ったこと
  • 出願理由
  • 奨学金の使い道
  • 奨学生としてどうありたいか
  • 奨学生として採用されたらどうする?
  • 卒業後の進路


自己PR

1~2分くらいで話せるものを用意しておくのがベスト。

私は努力を継続的に行えると答え、それに関する経験談を一つ話しました。



学生時代頑張ったこと

就活の練習と思って、これも準備しておきましょう。



出願理由

なぜ出願したのかです。留学したい、純粋にお金がない、などなど。

私は「父の事業が倒産して金がない。バイトで稼いでるけどそこの負担を減らして勉強時間を作りたい」と素直に話しました。



奨学金の使い道

世間一般的に真っ当な理由を話しましょう。

私は素直に「学費に使いたい」と話しました。



奨学生としてどうありたいか

奨学生に求められるのは他生徒の見本となること。

私も、他生徒の見本として勉学に励み、さらに講義以外でも英語の勉強をしていきたいと話しました。



奨学生として採用されたらどうする?

大学、財団、自治体など、給付奨学金を実施している団体は、その輪を積極的に活用することを奨学生に求めています。例えば、年に数回開催される懇親会などです。

私は「自分は編入生で縦の繋がりが無いので、財団の活動には積極的に参加して縦の繋がりを作っていきたい」と答えました。

余談ですが、私がこの質問をされたのはグループ面接の挙手性でした。普段あまり積極的でない人も、ここは金のためと歯を食いしばり積極的に挙手しましょう。



卒業後の進路

この質問は定番。しっかり答えてください。

私は「大学院に進学してから英語教師を目指したい」と答えました。



私の経験上、質問内容はこんな感じでした。そこそこしっかり用意しておいたほうが良いでしょう。

ちなみに、英語関連のワードを出すと英語の自己紹介を求められたことがあるので要注意。(笑)



いよいよ受給!


出願して面接が終われば、あとは結果を待つのみ。

合格すれば指定の日に口座に振り込まれます。振込日などの詳細は大学窓口で確認しましょう。



成績の話

成績の基準


冒頭でも触れましたが、成績の基準は大学によって違ってくるかと思いますが、私の感覚だと目安としてGPA2.9以上、3以上あれば大丈夫かなという印象です。


ちなみに私の場合、出願した時点のGPAは2.89。出願条件的には結構ギリギリでした。

私の場合、家が本当に貧乏だったので(当時の世帯年収350万円ほど。5人家族。)大目に見てくれたのかもしれませんが、成績ギリギリでも受給することはできました。


良い講義の見極め方。


給付奨学金目線で『良い講義』を定義すると、、

『良い講義』=『“100~90点”で単位が取りやすい講義』

です。少なくとも

『良い講義』=『単位が取りやすい講義』

ではない事を覚えておきましょう。


もちろん、単位の取りやすさも重要です。単位を落とすと0ポイントなのでGPAに与える影響はかなりデカい。とはいっても、取りやすさだけ見てるとGPA上げるのは難しいかもしれません。

私の思う100~90点で単位が取りやすい講義の特徴はこちら。

  • 教授が少し厳しめ。しかし教え方が上手すぎる。
  • 教授が極端に優しい人。
  • 担当教授の人気がすごい。
  • 日々の課題提出で点を稼げる。
  • 期末試験が「持ち込み不可」

順番に解説していきます。なお私の個人的意見です、ご了承ください。


教授が少し厳しめ。しかし教え方が上手すぎる。

『厳しめ』というのは、ちゃんとやる人・やらない人に、それ相応の評価をしてくれてるということ。つまり、真面目に受講して、真面目に対策すれば高得点が取りやすいです。

とりあえず楽に単位が取りたい学生にとっては少し面倒かもしれませんが、給付奨学生にとっては有難いです。



教授が極端に優しい人。

ただ優しいのではなく“極端に”優しい人。誰にでも単位あげちゃう姿勢の教授です。

極端に優しい教授は学生も手を抜きがち。つまり、ちょっと真面目にやるだけで、そのレイヤーと差別化ができて高得点が取りやすいのです。



担当教授の人気がすごい。

上の2点と共通するところがありますが、教授に人気があるかどうかは重要です。

人気のある教授に共通するのは、対人能力が優れているところ。真面目にやっていれば高得点を貰いやすいはずです。



日々の課題提出で点を稼げる

課題提出の難易度も重要ですが、そんなに難しくないなら最高です。毎週課題出すだけで点稼げるのはお得です。

課題提出で点が稼げる講義は、みんな期末テストは手を抜きがち。なので、課題提出して試験対策そこそこ真面目に取り組めば高得点が狙いやすいです。



期末試験が「持ち込み不可」

「持ち込み可」の試験は、試験の難易度が高くなりがち。つまり、単位は取りやすいかもしれませんが、高得点は狙いづらいです。

とはいえ、受講科目全てが『暗記系の期末試験一発勝負』系だとさすがに厳しいです。なので、受講科目の試験内容を確認しつつ、バランスを見て受講することをおススメします。



以前に書いたこちらの記事も是非参考にしてください。この記事では「単位の取りやすさ」について解説しています。 https://takadue.work/archive/rakutan.html



周囲との協力は必要不可欠。


周囲と協力する。これは絶対必要です。

ノートが無くて困っている人がいたら見せてあげてください。その分、自分が見落としていた個所やノートは見せてもらいましょう。


普段講義に出席していない人にノートを見せるのは少し抵抗あるかもしれませんが、高いGPAを維持したいのであれば見せたほうが良いです。

少しでも多く種をまいておくのが、高得点へのカギとなります。



さいごに


社会人の私が貧乏学生に勧めること。


私自身、家が貧乏だったので学生時代は本当にアルバイトに明け暮れていました。

ただ、今になって少し後悔しているのは、どうせアルバイトをするのなら、将来に繋がる職場を経験しておけば良かったなということです。


筆者の場合、何も考えず目先の利益だけを求め、飲食店のホールスタッフとして勤務していましたが、ビジネスの場で役立つスキルはあまり身につかなかったように感じます。

もちろん、接客を通じた対応力とか全てが役立たないという訳ではありません。しかし、就職後 ビジネス世界で戦っていくことを考えると非常に効率が悪いと思います。(飲食業界を目指しているのであれば別ですが。)

まだ志望業界が分からないのであれば、まずはビジネスの世界に身を投じてみるという意味を込めて、『キャリアバイト』をお勧めします。理由は下記です。

  • 高時給
  • ビジネス経験を積める
  • 就活で圧倒的に有利になる
  • 業界・職種の理解が深まる

ビジネス経験積みながらお金を稼げるので一石二鳥。絶対に就活時・就職後の強みになります。




ということで本日は以上になります。

有難うございました。



PS: 最近、友人がブログ始めたので張っておきます。就活について知りたい方は是非。
車掌さんの美容と就活Blog



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大阪生まれの24歳で関西大学 総合情報学部卒。元編入生です。
バスケ、映画、ビリヤード、旅行が趣味。
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