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【私が育った低学歴の世界】高学歴と低学歴の違いは?偏差値40が関西大学に進学して気づいたこと。

  

「学歴は関係ない。」

確かに、高学歴だからと言って必ず社会で活躍できるわけではありませんし、低学歴でも活躍している人は数多くいます。

とはいえ、全体の割合で見れば、やはり学歴の良し悪しによってある程度の差があると私は感じています。


この記事では、偏差値40で高校を卒業した後、関西大学に進学して気づいた「高学歴と低学歴の違い」「低学歴の世界」についてまとめています。





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筆者が大学を卒業するまでの経緯


中学~高校時代

偏差値40で高校を卒業した後、専門学校に進学し、そこから関西大学に編入して卒業しました。


中学・高校時代はの私は、本当に勉強とは無縁の生活を送っており、成績は常に底辺を彷徨っていました。

今考えてみれば本当にヤバかったなと思いますが、当時は危機感など皆無で、それが普通だと信じ切っていました。だって周りには、自分よりもさらに成績が悪い人・ヤンキーと呼ばれる集団が普通にいたからです。


人は周りにいる最も仲の良い5人の平均になる。


これは、アメリカの起業家・自己啓発作家として有名なジム・ローンという人が残した言葉です。(ジム・ローンについてはこちら→ビジネス心理学


中学・高校時代の私は、まさに最も仲の良い5人の平均でした。学校全体で見れば成績は常に底辺でしたが、私が所属していたのは「成績の悪い人」「勉強しない人」の割合が多いコミュニティ。

また、私の両親も高卒と中卒で、お世辞にも勉強ができる学生時代を送ってきていたわけではありません。私は『低学歴の世界』の人間だったのです。


はてラボはてな匿名ダイアリー 【低学歴の世界】


上記のサイトと比べると そこまでひどくはありませんが、確実に『高学歴の世界』の人間ではありませんでした。

「確かに勉強は出来ないけど偏差値46の高校は中堅校だし、地元の知人と比べても頭の良い高校に通えている。高学歴の人間は本当に一握りだ。」と信じ切っていました。
(※日東駒専・産近甲龍レベルから高学歴という認識でした)

そうして私は、自分の学力の悪さが世間的にどの程度の物なのか理解することが出来ないまま、偏差値40という形で高校を卒業することになります。



専門学校時代

専門学校の英語コースに進学した私は、自分は頭の悪い人間なのだと痛感するようになります。

幸運なことに、高学歴の人間と接する機会が急激に増えたからです。


進学した専門学校には「大学編入コース」があり、国公立・関関同立を目指す出身高校の偏差値50~70の学生が多く在籍していました。

また、そのタイミングで飲食店アルバイトを始めたのですが、街の中心部ということもあってか、同僚の8割が関関同立以上の学生でした。


偏差値40のコミュニティで育った私にとって、『関関同立』は一部の天才ガリ勉だけが進学を許される大学。しかし、一歩外に出てみたら、そのレイヤーの人間が至る所にいました。

さらに驚くべきことに、彼らは街でよく見る普通の若者で、お洒落で陽気。適度に講義をサボりながら単位を取得して(=要領が良い)、長期休暇には海外旅行。サークルゼミ飲み会という楽しそうな生活を送っていました。


『低学歴の世界』で育ってきた私にとって、目の前にいる陽気な若者が関関同立(=超高学歴の世界』というのはカルチャーショック。それと同時に、このままではヤバいと危機感を覚え、大学編入を本格的に目指すことに。英語の勉強を開始します。


編入試験が近づくとアルバイトを辞めていく同級生が増えました。本当に羨ましかった。私は家が貧乏だったのでアルバイトを辞めることはできませんでした。ここでも『低学歴の世界』と『高学歴の世界』を痛感しました。親の経済力が違います。

そうしたこともありつつ、結果としてTOEICを500点以上伸ばすことに成功し、ご縁があって関西大学に編入することに。



大学時代

専門学校で勉強することには慣れていたので、大学でも授業についていくことが出来ました。とはいえ、同級生と比べれば一般教養が無かったので、苦労する場面は何度かありましたが、無事に卒業。

大学で驚いたことは二つ。

1つは奨学金受給者が少ないということ。受給者全員参加の説明会なのに、参加者が学部全体の1~2割程度でした。

2つ目は、地頭の良さ。ずっと学校に来ない人でも直前の対策だけで単位落としません。本当に荒業だと感心していました。



大学進学して気づいた5つのこと


上記のような学生時代を送ってきたので、世間で言う『低学歴の世界』から『高学歴の世界』まで、多くの人と関わってきました。その過程で感じたことをまとめます。

大きく5つに分けてみました。

(※『関関同立』は高学歴では無いと言われますか、少なくとも低学歴の世界でない事は確かなので、分かりやすく高学歴側ということにしています。)



文章力・説明力の違い

高学歴の人ほど文章の組み立て方が上手です。頭の中で整理する力に長けているので、説明も理解しやすい。結論から話すというのもそうです。

当たり前と言えば当たり前。高学歴の方が文章に触れる機会・考える機会が頻繁にあったはずだからです。


SNSで理解できない文章が投稿されているのをたまに見かけます。主語と述語が分かりづらかったり、句読点の使い方が極端に変だったりなど。そういう文章を投稿する人は中卒・高卒の人の場合が多いです。「私は、昨日、○○に、行きました」みたいな。

文章が下手・上手というのではなく、完全に意味が理解できない文章を高学歴の人が投稿しているのは私の経験上、見たことがありません。



論理的思考力の違い

高学歴の人ほど論理的な思考力を持ち合わせています。


論理に基づいて思考する能力(の高さ)という意味で用いられる表現。道理や筋道に則って思考を巡らせて結論を導いたり、あるいは、複雑な事柄を分かりやすく説明したりできる能力として主に捉えられる。英語の logical thinking(ロジカルシンキング)の訳語としても用いられる。

Weblio辞書

文章力・説明力があるのも、この論理的思考力のおかげ。散らかった情報を整理して、自分の感情だけでなく客観的な事実とつなぎ合わせて相手に伝える能力が高いです。反対に、低学歴の人ほど感情的であったり、自分の直感のみで意見・行動をしているケースが多いです。

就学でのグループディスカッションでも感じました。高学歴の人ほど頭が切れますし、的確な意見を述べている印象があります。また、あえて難しい言葉を使わないので説明を聞いていても分かりやすい。

その界隈の人しか知らないような専門用語を使う人ほど、頭が悪い場合が多いような気がします。

論理的思考力というのは社会で必須のスキルですし、大手企業が学歴だけで足切りするのも納得します。



努力量の違い

高学歴の人は、基本的にどこかのタイミングで努力をしています。

私も以前そうでしたが、低学歴の人ほど『勉強ができるできないは生まれ持った能力』と考えている人が多いように感じます。『生まれた時から勉強ができる天才で、全ては遺伝』という考えです。そのため、低学歴の世界では、高学歴を変に毛嫌いしている人を、たまに見かけることができます。

しかし、実際のところ天才は一握り。高学歴のほとんどは『勉強という努力』をした結果、高学歴というポジションにいるのです。


少なくとも『バカだから低学歴』のではなく『努力しなかったから低学歴』というのが真実です。

そして『努力をしたから高学歴』というのも事実なので、勉強ができるできないを生まれ持った能力のせいにするのは良くありません。

※『高学歴の世界』の人ほど勉強しやすい環境にいるのは確かだと思います。



知識量の違い

高学歴は勉強してきた分、知識が豊富です。

自分の専門分野・興味のある分野だけではなく、幅広い知識を持ち合わせています。語彙力もあるので、普段の何気ない会話でも、知的さはにじみ出てきます。


『勉強できる・高学歴=ガリ勉』というのは完全にステレオタイプ。社会に出ればこういう人間が社会では信用されますし、モテます。



育った環境の違い

『高学歴の世界』の人間は経済的に豊かな場合が多いです。

金持ちの家の子供ほど学力は高く、大学に進学します。データにも出ていますので、詳しくはこちらを→平成21年度文部科学白書_04

実際、関西大学に通うようになってから金持ち家庭の人間と出会う機会は各段に増えました。本人は金持ち家庭と思っていない場合が大半ですが。『低学歴の世界』の人間からすれば、奨学金を借りずに大学進学できるというのは、本当にすごいことです。



『低学歴の世界』から脱出する方法


地元から離れて都心で働いてみたり、何かの勉強を始めてみるのが良いきっかけになるかと思います。


最近は転職市場も盛んですし、転職エージェントを上手く利用すれば、既卒・第2新卒・フリーターでも正社員として働き始めるのは難しくありません。

経歴・学歴に不安がある方向けの転職エージェントだと『DYM就職』が有名です。

無料個別相談で希望にマッチした求人の紹介、応募書類の添削・面接対策もしてくれるので非常にお勧め。


また勉強面に関して、『何を勉強するべきか分からない』という方は、社会で役立つかどうかを基準に勉強分野を選ぶと良いと思います。

現代では、下記のような無料学習が可能なスクールも存在しており、やる気さえあれば勉強できる環境を手に入れることができます。

『まずは何かを始める』というのが重要です。


まとめ


ということで以上です。

結論、『高学歴の世界』と『低学歴の世界』では経済・環境的な格差が存在します。とはいえ、勉強ができるできないは生まれ持った能力によるものでは無いので、『低学歴の世界』で育った人でも、努力次第でそこから脱出することは可能です。

いつまでも環境のせいにするのではなく、まずは行動することが肝心です。


という意気込みで、私はこれからも精進して参ります。

以上です。

文章下手ですみません。

偏差値40のバカが専門学校を経て『関関同立』に編入・卒業した話。【経験談】


※『低学歴と高学歴の違い』に関しては、経験上その割合が高かったという話です。





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