画像引用:中学聖日記公式サイト
今回の目次はこれ!
全体のあらすじをなんとなく
フェリーで本島にもどってきた聖と晶。到着早々、乗り場で待ち構えてた上布と聖の母・里美によって2人は引き離された。
翌日、聖と里美は晶の母・愛子のもとを訪れた。事の事情を説明しようとする里美を無視し、聖は「黒岩君が好きです」と正直に愛子に告げた。もちろん、それが愛子に受け入れられることはなく聖はその場を後にした。
聖は小学校の教師を辞めて実家に戻り、ハローワークに通いつめ自立することを目指していた。そんな時、勝太郎と出会う。上司の律と別れ、シンガポール赴任が決定した勝太郎は、一緒に来ないかと聖に提案するも、あっさりと断られた。
密かに連絡を取り合っていた聖と晶。しかし、ある日突然、晶は別れを切り出した。勝太郎の忠告が原因だった。勝太郎は晶に会い、聖が教師を辞めたことや、晶は良いが聖の立場は社会的に危ういことを密かに話していたのだ。
聖は、晶に別れを告げられたことを律に話した。律はその原因が勝太郎にあると嗅ぎ付け、聖と晶を無理やり再会させる。そこで再び、お互いの想いを確認しあう聖と晶。夕陽をバックに何やら良い雰囲気ではあったが、そこに2人の警官がやってくる。
序盤のナレーションが持つ意味
毎度おなじみの手紙を読みあげるシーンから始まった第10話。晶の日記を聖が読み上げているという構図から成り立っている序盤のナレーションシーンですが、これについて様々な憶測が浮上しています。その一つが“晶死亡説”。
晶の遺品として残っていた日記を聖が読んでいるという何とも悲しい結末ですが、そうでもしないと綺麗にまとまらないのでは!?と、思わされるくらい、10話の時点で話がとっ散らかっている。律は妊娠して勝太郎のシンガポールは!?だし、警察には連行されるしでラストに向けてどんな展開になるのか想像がつかない。
それに、初めのナレーションの持つ意味も、特に何にもありませんでしたみたいなことは確実に無いと思いますし、晶死亡説でなかったとしてもどんな意味を持っているのか注目です。
まぁ、この晶死亡説もそこまで確実でもないと思っていますが。なぜなら、過去何回か、聖だけでなく一部晶が読んでいた回もあったからです。死んだ晶が手紙を読むということはできませんので、“晶生き残る説”もまだまだあり得る話ですね。
結ばれた聖と晶が、数年後に2人で手紙を読
み返してるみたいな展開だと良いのですが。できればハッピーエンドにしていただきたい!と思うところではありますね。
2人で密かに電話・・・言い訳のできないに
色んなことがあり、葛藤があり、最終的に晶への想いを素直に認めた聖。そんな聖は、第8話の終盤から晶を追いかける追いかける。もちろん、10話でもオープンキャンパス中の晶を追いかけた聖。その姿は、教師でも大人でもなく、ただ恋をしている一人の女。
聖が追いかけて初めて、禁断の恋が成立してしまいます。晶が聖を好きになるのは犯罪ではない。なぜなら晶は“子供”だから。そう思うと、第4話のキスシーンなんかは晶の一方的な行動だっただけに「禁断の恋」感が薄かった。しかし、聖が自らの意志で動き出してからというもの、犯罪的な何かを見てるような気分になってしまいます。
公衆電話から晶に電話をするシーンなんて特にそう。聖は晶に「学校は?」なんて親戚のおばさんみたいに聞きます。そんな会話をしてても聖は完全に女の顔だし、晶はニヤつきが止まらないし。大人と子供がしそうな会話を、そんな感じでこの2人にされたら、それはもう犯罪臭がプンプンする。
それでも、10話からは聖も晶も、今自分たちに何ができるのかを考え、それを実行し、いつか周囲に認められる日が来ると信じて必死に今を生きようとします。聖は自立を目指し、晶も就職をせずに大学進学を目指す。周りに認められるためにお互いがお互いのために頑張ろうとする姿から、好きとかそんな軽いものではなく、とうとう本当に愛し合ったんだなと思わされます。
特に晶も、中学の頃はただ自分の気持ちに正直な、危ない思春期の少年でしたが、今ではちゃんと聖の事も考えてる。聖のことが「好き」から「愛している」に変わったということでしょうか。自分の気持ちをコントロールできるようになってきた。だから、自ら別れを切り出すこともできるようになったわけですね。
そうしてとうとう言い訳のできない関係になってしまった2人。そんな『中学聖日記』ですが、犯罪的なシーンの時は割と魚眼レンズを使いがちなんです。魚眼レンズが出す効果と言えば“異様さ”です。つまり、制作側もその関係が“異様である”と認識しているんです。この関係を決して美化しようとはしていない。
確かに漫画的な展開も多いが、音楽と映像のクオリティが遥かに高い『中学聖日記』。最終話に期待しましょう。
最終回の展開はいかに!?なにかを悟った聖の顔。
最終回の予告で、聖が見せる何かを悟ったような泣き顔のシーンが注目されています。このシーンから、結局、晶と聖はうまくいかない説が浮上したりもしています。
しかし!私個人の意見では、予告のシーンなんてあてにしなくて良いでしょう。過去の予告を見ても分かるとおり、予告編でメインに使われてるシーンは、本編での序盤3分の1で使われてるシーンがほとんどです。
つまり、「何かを悟った~」と言われてる聖のシーンも、最終回でいう少なくとも前半30分以内のシーンである確率が高い。なので、あの泣き顔が物語の結末に直接関わってくる可能性は低いと思われます。
なので、誰も死なずにハッピーエンドを迎えることを期待しましょう。
病み上がりの私からは以上です。
有難うございました。