中学聖日記

『中学聖日記』第8話あらすじ&感想。視聴者の気持ちを代弁する岩崎を嫌いにならないでください。※ネタばれあり

  

画像引用:中学聖日記公式サイト


今回の目次はこれ!



8話のあらすじを何となく

聖のもとに愛子が訪ねてきた。「ここに晶は来ましたか?」と聞く愛子。聖は「一度来ましたが、もう来ることはない」とはっきりと言う。愛子は「先生は何も失っていないんですね」と嫌味を言うとあっさり帰っていった。

それを見ていた橘さんの母親・美和は愛子に事情を聞き、聖の過去を学校中に広めた。学校に詰めかけた保護者だったが、野上と千鶴がうまく話して一件落着。千鶴は聖に「余計なことは言う必要はない」と助言した。

それをきっかけに橘親子の関係は悪化。美和は聖のことを恨むが、聖は2人の関係が良くなるように奮闘。その甲斐もあって、橘親子の関係は改善され、美和もこれまでの行いを聖に謝罪した。

一方、晶は偶然、父親の居場所を知り、相談のために聖のもとへ。すると聖は3年前のことが原因で問題になって困ってると晶に話し、「本当にこないで」と強く言い放つ。

すると晶は、持ち前の頭脳を生かして聖を追い詰める。「過去を捨てて、新しい場所で新しい自分になって、でもそれって幻想ですよね」「僕は過去を無かったことにはできない、全部大切だから」みたいな具合でだ。「過去を捨てる」という言葉に揺れ動いた聖は、成長のため、自ら淫行教師の過去を保護者の前で暴露した。

そんな聖のもとに岩崎が訪ねてきた。晶が行方不明になったため探しにきたのだ。動揺する聖だったが、見事、聖は晶の居場所を突き詰める。居ても立っても居られない聖は全力で晶を追いかけた。


不必要に見える橘親子パートのもつ意味

ネグレクト母親・美和とその子供・彩乃の橘親子パートが終わりましたね。

酒・タバコ・だらしない男関係から足を洗った美和は、「親子2人で暮らすためにちゃんと働いて家を借りるから、ちょっとだけ待っててね」と涙ながらに彩乃に言います。だらしなかった母親が子供と暮らすために自分を大きく変えた姿は、見てて目頭が熱くなってしまいましたよ、、、

って、ん?今なんのドラマ見てんだっけ?あ、教師と生徒の禁断ラブストーリーでしたね。
なにやらあっさり解決された橘親子のサイドストーリー。この橘パート不要論も一部ありましたが、ちゃんと意味を持っていましたね。

このパートがあったからこそ、聖は淫行教師である自分を受け入れます。完全に吹っ切れます。「過去を捨てるんですね」と晶に言われた聖は、その言葉が頭から離れなくなっていた。そんな中、過去を受け入れ、周囲の目を一切気にせず、前に進もうとする美和を見て、自分も過去を受け入れることを決心。完全に吹っ切れ、保護者の前で暴露トークに突入します。

これまで“良い先生”を演じようと努力していた聖は、周りの目を気にして完全に仮面をかぶっていたようにも見えました。しかし、過去を全て受け入れた、自分自身を受け入れた聖は堂々としており、周りの目も気にしません。廊下を歩く姿には一皮むけたような雰囲気がありました。

この橘親子の出来事が無かったら、最後のシーンで聖は晶を追いかけてはいなかったかもしれませんね。これまで通り自分の気持ちに蓋をして、社会的なルールを理由にして、晶を追いかけたい自分を必死に食い止めていたんじゃないでしょうか。(それはそれで正解な気もするが)

確かに社会的には犯罪ですし、淫行教師といわれても仕方がない。もちろん聖もそれは分かってます。しかし、今の彼女は完全に吹っ切れている、マリオでいうスター状態。ここにきて、自分の意志で、全力で晶を追いかけた聖。第8話にしてとうとう、海辺でキスしたシーンよりも完全に言い訳のできない禁断の恋を目の当たりにした感覚がありました。楽しくなってきましたね、最高視聴率を記録したもの分かります。


視聴者の声を代弁する岩崎を嫌いにならないでください

岩崎るな。18歳。晶のことがずっと好きな、晶の中学時代の同級生。彼女はこれまで、視聴者の声を劇中で代弁してきてくれました。

今では当たり前のように“淫行教師”というワードが普通に出てくる『中学聖日記』。このワードも、初めて口にしたのは岩崎ですよ。(多分)

教師と中学生の禁断ラブストーリー。放送前から1話、2話くらいまでは、まるで漫画のような(原作は漫画ですが)教師と中学生の恋愛という設定を、これでもかという具合に美化された、現実離れした痛いドラマを想像していた方も多いのではないでしょうか。

だからこそ「設定自体が気持ち悪い=見る気になれない」みたいな意見が出てくるわけですよ。なんか綺麗に仕立ててるけど、要は淫行教師ってことじゃねーか!みたいな。

けど、そんな視聴者の声を、岩崎は劇中でさらっというわけですよ。あいつは淫行教師だと。このセリフが出た瞬間、これまでのイメージが大きく変わりました。このドラマは、現実離れした禁断ラブストーリーではなく、淫行教師を真正面から描いていたのです。聖と同じように、完全に吹っ切れたドラマだったんです。

そしてこの第8話でも、岩崎は視聴者の気持ちを代弁してくれました。あの晶をストーカー呼ばわりしたんです。恐らく視聴者全員が思ってたことですよ。とうとう劇中でも、晶のストーカー気質な部分に触れてしまいました。吹っ切れてるなあ!本当に。

そうやって視聴者の味方をしてきた岩崎ですが、たまーに「岩崎うざいわ」っていう意見を見かけるんです。いやいや、彼女は我々視聴者の味方ですよ、嫌いにならないで!という話でした。


ぶっとんだ展開も予想できる話

晶が行方不明になって、岩崎は聖を訪ねてきました。2人の対面は実に3年ぶり。岩崎は晶が行方不明になったから聖のところにいるのかと思ったと話し、だからここに来たと言います。

岩崎も淡々と話すし、聖も「へぇーそーなんだー」みたいな感じで対応。けどその冷静さはあくまで表向き。そこに2人の手のアップが挿入されることで、自分の本心を相手に悟られないように(特に聖)、駆け引きしてるような緊張感のあるシーンでした。

この時の聖を見て、もしかして聖は晶を匿っているんじゃないかと思ったんですね。実際は本当に何も知らなかったみたいですが、そんくらいぶっ飛んだ展開もあり得るんじゃないかと思ってしまいました。

すでに何回かぶっとんだ展開があったように思いますが、だからこそどんな変化球が飛んでくるか分からない。というか、それくらい聖のぶっとんだ“悪女な面”をもっと見せてくれと思ってしまいます。


9話の展開はいかに

予告から「神回」と言われる第9話。とうとう2人が離島に逃避行です。

「離島に晶の父が住んでいる」という事実が発覚することで、父に会いに行方不明になる晶と、晶を探す聖。結果として2人で離島に来ちゃいましたということなので、逃避行ではありませんが、自然な流れでそれと同じような状況が作り出されます。

海を背景に自転車2人乗り。晶の前で見せる聖の笑顔。何やらヨーロッパの映画に近い雰囲気を感じたのは私だけでしょうか。自然の美しさをバックに展開される教師と生徒の禁断ラブストーリー。ヨーロッパの映画なら、2人とも全裸になって水(海か川か池)に飛び込んでたことでしょう。

2人の関係は最後くっつくのかそうでないのか。くっつかないからこそ、次の第9話にイチャイチャ回を持ってきたという意見もありますがどうなのでしょうか。気持ちの良い終わり方を期待。


以上です。

聖の教員免許って結局どうなったんですかね。



こちらが原作





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タカ / Takadue
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